陳祗

正史 蜀 字 奉宗 Chen ZhiFengzong진지봉종陈祗

プロフィール
職業正文官 · 尚書令所属蜀
登場正収録蜀書
出生正? 推定出身地汝南郡
死去正258年 推定死去地
実在実在言及正10回

人物紹介

陳祗は字を奉宗といい、汝南の人で、許靖の兄の外孫である。幼くして父を失い許靖の家で育ち、選曹郎を務めていたとき、多くの技芸と術数によって費禕の目に留まり、順序を飛び越えて董允の後を継いで侍中となった。 正史 蜀書 巻9 §33–34

延熙14年(251)に呂乂が死んだのち、侍中のまま尚書令を代行し、鎮軍将軍を加えられた。上は後主劉禅の意を奉じ、下は宦官と交わって、権勢は大将軍姜維よりも重く、景耀元年(258)に死ぬと、後主は涙を流して忠侯と諡した。 正史 蜀書 巻9 §34–35 · 42

陳寿は、彼が黄皓と表裏をなしたことで黄皓が初めて政事に関与するようになり、彼が寵愛を受けてから後主の董允への恨みが日ごとに深まったと記した。蜀書巻9の評では陳祗を別に評していない。演義には登場しない。 正史 蜀書 巻9 §33 · 36 · 45

正史の記録

陳祗は字を奉宗といい、汝南の人で、許靖の兄の外孫である。幼くして父を失い、許靖の家で育った。二十歳ごろに名が知られ、しだいに昇進して選曹郎に至り、厳しく己を律して威厳ある風采があった。 正史 蜀書 巻9 §34

多くの技芸があり術数にも長けていたので、費禕は彼をたいへん非凡と見なし、陳祗は順序を飛び越えて董允の後を継ぎ、宮中に侍ることになった。董允は延熙9年(246)に死去したが、彼が生きている間、宦官黄皓の地位は黄門丞を越えなかった。陳寿は、陳祗が董允に代わって侍中となり黄皓と互いに表裏をなしたので、黄皓は初めて政事に関与するようになったと記した。 正史 蜀書 巻9 §34 · 29 · 31 · 33

尚書令呂乂が延熙14年(251)に死ぬと、陳祗はさらに侍中のまま尚書令を代行し、鎮軍将軍を加えられた。大将軍姜維は席次が陳祗より上であったが、いつも軍を率いて外にあり、朝廷の政務に自ら当たることはまれであった。陳祗は上は君主の意を奉じ、下は宦官と交わって深く信任と寵愛を受け、権勢は姜維より重かった。 正史 蜀書 巻9 §41–42 · 34–35

軍がたびたび出征して民が衰え疲れると、譙周は尚書令陳祗とその利害を論じ、退いてこれを書き記して『仇国論』とした。また龐統の子龐宏は剛直で質朴、人の善し悪しを論じる人物であったが、尚書令陳祗を軽んじて侮ったため陳祗に抑えられ、涪陵太守のまま死去した。 正史 蜀書 巻12 §61正史 蜀書 巻7 §11

景耀元年(258)に陳祗が死ぬと、後主劉禅はひどく惜しみ、口にするたびに涙を流した。詔を下して、陳祗が職を統べること12年、柔和で美しい徳は手本となり、事の処理は厳粛で法度があり、義によって和し万物を利したと称え、生きて良い名声があれば死して美しい諡を加えるものだとして、忠侯と諡した。子の陳粲に関内侯の爵位を与え、次男の陳裕を抜擢して黄門侍郎とした。尚書令の職は尚書僕射董厥が陳祗に代わって継いだ。 正史 蜀書 巻9 §35正史 蜀書 巻5 §63

趙雲伝は、先主(劉備)のときには法正だけが諡を受け、後主のときには功徳が世を覆う諸葛亮と国の重責を担った蒋琬・費禕が諡を受け、陳祗は寵遇されて特別に格別の褒賞を加えられ、夏侯覇は遠くから帰順してきたので諡を受けたと記している。そこで関羽・張飛・馬超・龐統・黄忠と趙雲に諡が追贈された。 正史 蜀書 巻6 §41

陳祗の死後、黄皓は黄門令から中常侍・奉車都尉となって権勢をほしいままにし、ついには国を覆すに至り、蜀の人で董允を慕わない者はなかった。陳寿は、陳祗が寵愛を受けてから後主の董允への恨みが日ごとに深まり、董允が自分を軽んじたと考えるようになったが、それは陳祗が君主一人にへつらい、黄皓が離間を企てて少しずつ浸透させたためであると記した。 正史 蜀書 巻9 §33 · 36

陳寿は蜀書巻9の評で、董和・劉巴・馬良・陳震・董允をみな蜀の臣のなかで優れた者とし、呂乂は郡を治めたときは名声を残したが、朝廷にいたときは名声が損なわれたと述べた。陳祗については別に評していない。 正史 蜀書 巻9 §45

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

演義に登場しない人物のため、正史(陳寿『三国志』本文)の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
正史
  • 統率38
  • 武力31
  • 知力50
  • 政治55
  • 魅力52
  • 徳22
  • 処世68
  • 文芸48
  • 弁舌45
  • 用人28
各項目100点

項目別の根拠

正史 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

所属の変遷

  1. 蜀 · 正史 · 正史 巻39 「陳祗代允為侍中」