許芝
| 職業 | 正演方士 · 太史丞 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 正演 | 収録 | |
| 実在 | 実在 | 言及 | 正6回 |
人物紹介
許芝は演義に太史丞として登場する人物である。演義第69回で、驚いて病になった曹操が薬を飲んでも治らないと、許昌から曹操に会いに来て、易で占うよう命じられる。彼は神卜管輅の来歴を語って招くよう勧め、曹操はただちに平原へ使いを送る。 演義 第69回 §1–3 · 17
第79回では中郎将李伏とともに、さまざまな瑞祥は魏が漢に代わる兆しであるとして禅譲を受ける礼を整えようと相談し、第80回では献帝の前に進み出て天文と図讖を挙げ、早く帝位を譲るよう奏上する。 演義 第79回 §39演義 第80回 §3–5
演義全120回のうち第69回・第79回・第80回の3回に登場し、回目に名が挙がる回はない。陳寿の本文には登場せず、裴松之の注にのみ記録がある。文帝紀の本文は、魏王曹丕が繁陽に壇を築いて帝位に即き、延康を黄初と改めたと記すだけである。 演義 第69回 §2演義 第79回 §39演義 第80回 §3正史 魏書 巻2 §16
演義の描写
演義第69回で、曹操は黒い風の中で屍がみな起き上がるのを見て驚いて病になり、薬を飲んでも治らない。ちょうど太史丞許芝が許昌から曹操に会いに来ると、曹操は彼に易で占わせる。許芝は大王は神卜管輅のことをお聞きになったことがあるかと尋ね、名はよく聞くがその術は知らないという曹操に、管輅のことを詳しく語る。 演義 第69回 §1–3
許芝が伝える管輅は、字を公明という平原の人で、容貌は粗野で醜く酒を好み、幼いころから星を仰ぎ見るのを好んだ。琅邪太守単子春の前で朝から晩まで易の理を論じて神童と呼ばれ、郭恩の兄弟三人が足の萎える病にかかったのを家の墓の中の女の亡霊の報いだと言い当て、信都令の妻と子が病む理由を家の西の隅に二つの屍があるためだとし、掘ってみると果たして棺が二つ出てきたという。 演義 第69回 §3–8
続いて許芝は、新興太守に移る諸葛原が三つの箱に隠した燕の卵・蜂の巣・蜘蛛と、太守劉邠が隠した印嚢と雉の羽を管輅がすべて言い当てたこと、眉間に死の気があり三日以内に死ぬとされた十九歳の趙顔に、南山で碁を打つ二人に酒と干し肉を捧げて寿命を乞わせ、その二人が十九を九十九に書き改めたことを語る。そして管輅はそれ以来天機を漏らすのを恐れて軽々しく占わないが、今平原にいるので、吉凶を知りたければお招きになるよう勧める。 演義 第69回 §8–17
曹操は大いに喜び、ただちに平原へ人を遣わして管輅を招く。管輅は曹操の病について幻術にすぎないので憂えることはないと言い、曹操は安心して病がしだいに癒える。 演義 第69回 §17–18
第79回で、その年の8月ごろ石邑県に鳳凰が飛来して舞い、臨淄城に麒麟が現れ、鄴郡に黄龍が現れたとの報告が入ると、中郎将李伏と太史丞許芝は、さまざまな瑞祥は魏が漢に代わる兆しであるから禅譲を受ける礼を整えようと相談する。そして華歆・王朗・辛毗・賈詡・劉廙・劉曄・陳矯・陳群・桓階ら文武の官僚40余人とともにまっすぐ内殿に入り、献帝に魏王曹丕へ帝位を譲るよう請う。 演義 第79回 §39
第80回で、献帝が祖宗の大業を捨てるに忍びないとして再び議するよう命じると、華歆は李伏と許芝を連れて進み出て、お信じにならないならこの二人にお尋ねくださいと奏上する。李伏が瑞祥を並べ立てた後、許芝は天文をつかさどる職分であるので夜に天象を観ると、漢の気数はすでに尽きて陛下の帝星は隠れて明らかでなく、魏国の天象は天の果てから地の果てまで広がっていると奏上する。続いて図讖の讖文を魏・許・昌の三文字に解き、魏が許昌で漢の禅譲を受けるべきという意味であるから早く帝位を譲られるよう言う。献帝は瑞祥も図讖もみな虚妄の事だとして退ける。 演義 第80回 §2–5
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率31
- 武力31
- 知力42
- 政治35
- 魅力35
- 徳28
- 処世55
- 文芸50
- 弁舌45
- 用人48
項目別の根拠
演直接の記録なし — 太史丞の肩書きのみ第69回 §2
演直接の記録なし — 太史丞の肩書きのみ第69回 §2
演直接の記録なし — 管輅を推挙した記録から推定第69回 §3
演直接の記録なし — 太史丞の肩書きのみ第79回 §39
演直接の記録なし — 太史丞の肩書きのみ第79回 §39
演魏が漢に代わる兆しだとして魏の側に立った第79回 §39
演天象を挙げて献帝に禅譲を奏上した第80回 §3
演管輅の才を曹操に紹介した第69回 §3
スペシャル — 才能 演義 +10
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(3回)
登場登場なし 登場回の一覧 →