趙顔 趙顏

演義 Zhao Yan조안赵颜

プロフィール
職業演その他所属
登場演収録
実在架空言及

人物紹介

趙顔は演義第69回で、太史丞許芝が曹操に語る管輅の逸話に登場する若者である。畑を耕していた十九歳の趙顔は、管輅から眉間に死の気があり、三日以内に必ず死ぬと告げられる。父とともに泣いて哀願すると、管輅は清酒と鹿の干し肉を持って南山で碁を打つ二人に献じ、寿命を乞うよう教える。 演義 第69回 §2–3 · 11–13

そのとおりにすると、白い袍を着た者が帳簿を調べ、「十」の字の上に「九」の字を加えて寿命は九十九に至るだろうと言い、管輅はその二人が南斗星と北斗星であると解き明かす。演義全120回のうち第69回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。陳寿の本文にも裴松之の注にも出てこない。 演義 第69回 §14–16

演義の描写

演義第69回、曹操が病にかかり薬を飲んでも治らないでいると、許昌から来た太史丞許芝は、神卜管輅のことを聞いたことがあるかと尋ね、その逸話を次々に語る。管輅は平原の人で、幼いころから星を仰ぎ見るのを好み、長じては『周易』に深く通じたという。本郡の太守劉邠が彼を上客として遇していたころ、管輅は郊外をのんびり歩いていて、畑を耕す一人の若者を道端に立ってしばらく眺めたのち、その姓と年を尋ねる。 演義 第69回 §2–4 · 10–11

若者は、姓は趙、名は顔、年は十九だと答える。管輅は、眉間に死の気があるから三日以内に必ず死ぬだろう、容貌は美しいのに寿命がないのは惜しいと言う。趙顔が家に帰って知らせると、父は管輅を追いかけて地に伏して泣き拝み、管輅がこれは天命であるから祈っても払うことはできないと言っても、この老いぼれにはこの子一人しかいないとすがりつく。趙顔も泣いて哀願する。 演義 第69回 §12–13

父子の情が切実なのを見た管輅は、清酒一瓶と鹿の干し肉一塊を持って明日南山の中の大樹の下へ行けば、盤石の上で二人が碁を打っているだろうと教える。南を向いて座り白い袍を着た者は容貌がひどく恐ろしく、北を向いて座り赤い袍を着た者は容貌がたいへん美しいので、碁に興が乗った時に酒と干し肉をひざまずいて献じ、食べ終え飲み終えるのを待って泣いて拝み、寿命を乞えというのである。ただし自分が教えたとは決して言うなと念を押す。 演義 第69回 §13–14

翌日、趙顔が南山の中へ五、六里ほど入ると、果たして二人が大きな松の木の下の盤石の上で碁を打っており、碁に夢中で、趙顔が献じた酒を飲み尽くしたことにも気づかない。趙顔が地に伏して泣きながら寿命を乞うと、赤い袍を着た者は、これはきっと管先生が言わせたことだ、すでにその私的なもてなしを受けた以上は憐れんでやらねばならないと言う。白い袍を着た者は帳簿を取り出して調べ、今年十九だから死ぬはずだが、「十」の字の上に「九」の字を一つ加えてやるので寿命は九十九に至るだろうと言い、二度と天機を漏らすなと管輅に伝えさせる。 演義 第69回 §14–15

赤い衣の者が筆で書き加えると、二人は二羽の白鶴に変じて天高く飛び去る。趙顔が帰って尋ねると、管輅は赤い衣の者は南斗星、白い衣の者は北斗星だと言う。北斗は九つの星だと聞いているのに、どうして一人だけなのかという趙顔の問いに、管輅は、散じれば九となり合すれば一となる、北斗は死を記し南斗は生を記すと答える。父子は拝謝し、管輅はこの時から二度と軽々しく人のために占わなくなったと許芝は語る。これを聞いた曹操は平原へ人を遣わして管輅を召す。 演義 第69回 §16–17

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
演義
  • 統率31
  • 武力31
  • 知力40
  • 政治31
  • 魅力42
  • 徳52
  • 処世55
  • 文芸35
  • 弁舌48
  • 用人33
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率演31推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 武力演31推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 知力演40推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 政治演31推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 魅力演42推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 徳演52推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 処世演55

    演管輅の教えどおりにして死の運命を免れた第69回 §14

  • 文芸・学術演35推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

  • 弁舌・外交演48

    演南斗・北斗に酒を献じて祈り、寿命を延ばした第69回 §15

  • 識人・用人演33推定

    演直接の記録なし — 管輅の占卜逸話に登場する若者という役柄から推定第69回 §12

演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

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