祝融夫人
| 職業 | 演武将 | 所属 | 南蛮 |
|---|---|---|---|
| 登場 | 演 | 収録 | |
| 実在 | 架空 | 言及 |
人物紹介
祝融夫人は演義第90回に登場する南蛮王孟獲の妻である。代々南蛮に住んできた祝融氏の末裔で、飛刀をよく使い、百発百中であった。三江城を失い、蜀軍が洞の前に陣営を構えると、うろたえる孟獲に、男子たる者がなぜこれほど知恵がないのかと言い、自ら出陣すると名乗り出る。 演義 第90回 §11–12
飛刀で蜀の将張嶷を馬から落として捕らえ、馬忠まで捕らえるが、魏延を追ううちに馬岱が伏せておいた絆馬索に掛かって捕らえられる。諸葛亮は彼女を張嶷・馬忠と交換して送り返す。 演義 第90回 §13–14 · 17–19
演義120回のうち第90回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。陳寿の本文にも裴松之の注にも見えない。 演義 第90回 §12
演義の描写
演義第90回で、諸葛亮は兵たちが包んできた土で足場を築いて三江城を奪い、朶思大王は乱軍の中で死ぬ。蜀軍がすでに江を渡って洞の前に陣営を構えたと聞いて孟獲がひどくうろたえると、屏風の後ろから一人が大笑いしながら出てきて、「男子でありながら、なぜこれほど知恵がないのか。私は女ではあるが、あなたのために出て戦おう」と言う。孟獲の妻祝融夫人である。演義は、彼女が代々南蛮に住んできた祝融氏の末裔で、飛刀をよく使い、百発百中であったと記す。 演義 第90回 §9–12
夫人は喜んで馬に乗り、一族の猛将数百人と洞兵5万を率いて銀坑の宮殿を出て、洞の入口で蜀の将張嶷と出くわす。背に飛刀5本を挿し、手に丈八の長標を持ち、巻毛の赤兎馬に乗った夫人は、数合も戦わずに馬首を返して逃げ、追ってくる張嶷の左腕に飛刀を命中させて馬から落とし、蛮兵が彼を捕らえて縛り上げる。救いに出た馬忠も、乗っていた馬がつまずいて捕らえられる。 演義 第90回 §12–14
孟獲が宴を開いて祝う席で、夫人は刀斧手を叱りつけて張嶷と馬忠を引き出して斬らせようとするが、孟獲は、諸葛亮が自分を五度も放してくれたのに彼の将を殺せば不義になると止める。夫人はその言に従い、笑って酒を飲む。 演義 第90回 §14–15
諸葛亮は馬岱・趙雲・魏延に計を授ける。趙雲と魏延がかわるがわる戦いを挑み、偽って負けて逃げるが、夫人は追わない。しかし洞へ戻ろうとしたとき、魏延が兵とともに罵声を浴びせると、夫人は怒って長標を手に追いかけ、人里離れた山の小道で、伏せていた馬岱の絆馬索に掛かって落馬し、捕らえられる。諸葛亮は縛めを解いて別の幕舎で酒を与え、孟獲に使者を送って、夫人を張嶷・馬忠と交換して洞へ送り返す。孟獲は夫人を迎え入れ、喜びながらも悔しがる。 演義 第90回 §16–19
後に孟獲の妻の弟帯来洞主が、孟獲と祝融夫人、一族数百余人を捕らえて献上しに来るが、諸葛亮は偽りの降伏と見抜いて全員を捕らえ、再び放す。盤蛇谷の戦いの末に孟獲が馬岱に捕らえられるとき、祝融夫人と家族一同も王平と張翼に捕らえられて連れて来られる。孟獲は祝融夫人・孟優・帯来洞主や一族とともに別の幕舎で酒を飲んでいるところで再び放すと告げられ、兄弟・妻子・一族とともに幕舎の下にひざまずき、肌脱ぎして謝罪し、二度と背かないと言う。 演義 第90回 §27–30 · 54–56 · 60–61
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率60
- 武力74
- 知力42
- 政治31
- 魅力48
- 徳45
- 処世42
- 文芸31
- 弁舌35
- 用人35
項目別の根拠
演直接の記録なし — 孟獲の妻という立場から推定第90回 §12
演一族の勇猛な将数百人が付き従って出陣した第90回 §12
演直接の記録なし — 孟獲の妻という立場から推定第90回 §12
演直接の記録なし — 孟獲の妻という立場から推定第90回 §12
演直接の記録なし — 孟獲の妻という立場から推定第90回 §12
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。