楊綜
| 職業 | 正演文官 · 主簿 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 正演 | 収録 | |
| 実在 | 実在 | 言及 | 正2回 |
人物紹介
楊綜は演義第107回に登場する曹爽の主簿である。司馬懿が兵を挙げたのち、曹爽が兵権を手放すことにして印綬を司馬懿に送らせると、印綬をつかんで泣きながら、今日兵権を捨てて自ら縛って降伏しに行けば東市で処刑されることを免れないと引き止める。曹爽は、太傅は決して信義を裏切らないと言って印綬を送る。 演義 第107回 §18–19
曹爽が処刑されたのち、太尉蒋済は印を奪って渡さなかった楊綜も許してはならないと言うが、司馬懿はそれぞれ自分の主のために尽くした義人であるとして、もとの官職に戻す。演義全120回のうち第107回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。 演義 第107回 §23 · 27
陳寿の本文には登場せず、裴松之の注にのみ記録がある。陳寿の本文の曹爽伝は、正始10年(249)正月に曹爽が許允と陳泰を司馬宣王のもとに遣わして罪を認め死を請い、のちに何晏らとともに処刑されて三族を滅ぼされたと記す。 正史 魏書 巻9 §80 · 85 · 88
演義の描写
演義第107回で司馬懿が城門を閉ざして兵を挙げると、司農桓範は曹爽に、天子を奉じて許都へ行き、外地の兵を呼んで司馬懿を討つよう勧める。しかし侍中許允と尚書陳泰、殿中校尉尹大目は、太傅はただ兵権を取り上げようとしているだけで他意はないと言い、曹爽は一昼夜決断できずにいたのち、剣を投げ捨てて、官を捨てて富家の翁として暮らせば十分だと言う。 演義 第107回 §14–18
許允と陳泰は曹爽にまず印綬を司馬懿に差し出させる。曹爽が印を送らせると、主簿楊綜が印綬をつかんで泣きながら、主公が今日兵権を捨てて自ら縛って降伏しに行けば、東市で処刑されることを免れないと言う。曹爽は、太傅は決してわたしに対して信義を裏切らないと言って、印綬を許允・陳泰の二人に渡して先に司馬懿のもとへ持って行かせ、兵士たちは将の印がなくなったのを見て、みな四方に散っていく。 演義 第107回 §19
司馬懿は曹爽の三兄弟を私邸に帰らせて見張らせたのち、黄門張当の供述を得て何晏らを取り調べ、曹爽の三兄弟と連座した罪人をみな市で斬って三族を滅ぼす。すると太尉蒋済が、関を斬り門を奪って出た魯芝と辛敞、印を奪って渡さなかった楊綜をいずれも許してはならないと言う。司馬懿は、彼らはそれぞれ自分の主のために尽くしたのだから義人であるとして、各自をもとの官職に戻す。演義で楊綜の名が出るのは、この回の2か所だけである。 演義 第107回 §20–23 · 27
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率33
- 武力31
- 知力55
- 政治42
- 魅力40
- 徳68
- 処世45
- 文芸42
- 弁舌45
- 用人33
項目別の根拠
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演兵権を捨てれば東市で処刑されると見通した第107回 §19
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演泣いて諫めたが曹爽を説得できなかった第107回 §19
演直接の記録なし — 曹爽の主簿という役割から推定第107回 §19
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(1回)
登場登場なし 登場回の一覧 →