演義の場面
呂奉先乗夜襲徐郡 呂奉先乘夜襲徐郡
事件紹介
演義の描写
演義第14回で曹操は劉備と呂布が心を合わせて攻めてくることを憂え、荀彧は、徐州を預かる劉備を正式に徐州牧に封じるとともに呂布を殺せという密書を送る二虎競食の計を出す。劉備は剣を抜いて呂布を殺そうとする張飛を止め、密書を呂布に見せて、不義のことはしないと誓う。すると荀彧は、袁術には劉備が南郡を狙っていると漏らし、劉備には袁術を討てという詔を下す駆虎呑狼の計を出す。 演義 第14回 §36–44
劉備は計略と知りながらも王命には背けないとして、酒を断つと誓った張飛に城を任せ、陳登に補佐させてから馬歩軍3万を率いて出発する。袁術の上将紀霊が兵10万で攻め寄せ、両軍は盱眙で対峙し、関羽が紀霊の副将荀正を一合で斬ると、紀霊は淮陰の河口へ退く。 演義 第14回 §45–51
張飛は宴を開き、酒を飲まないという曹豹に無理に酒を勧め、曹豹が婿の呂布の顔を立ててほしいと言うと、いっそう怒って鞭五十を打つ。恨みを抱いた曹豹はその夜、小沛の呂布に手紙を送り、陳宮の勧めを受けた呂布は騎兵500を率いて四更に城下に至り、曹豹が開けた門から入る。 演義 第14回 §52–58
酔いの醒めない張飛は燕の出身の将十八騎に守られて東門から逃れ、追ってきた曹豹を川辺で突き殺す。呂布は城に入って民を安んじ、兵100人に劉備の屋敷の門を守らせる。盱眙に着いた張飛は、城も失い兄嫁たちも捕らわれたと関羽に責められ、剣を抜いて自ら首をはねようとする。 演義 第14回 §59–64
演義と異なる点
曹豹:演義第14回で曹豹は呂布の舅であり、張飛に鞭打たれた恨みから呂布を呼び入れ、逃げる張飛を追って川辺で死ぬ。正史の劉備伝は、下邳を守っていた将の曹豹が背いてひそかに呂布を迎え入れたとだけ記し、張飛の酒と鞭打ち、曹豹の死は陳寿の本文に出てこない。 演義 第14回 §55 · 58 · 61正史 蜀書 巻2 §12
劉備の家族:演義で呂布は兵100人に劉備の屋敷の門を守らせる。正史の劉備伝と麋竺伝は、呂布が劉備の妻子を捕らえたとし、劉備が海西へ軍を移した後に和睦を求めると、呂布が妻子を返したと記す。 演義 第14回 §62正史 蜀書 巻2 §12正史 蜀書 巻8 §21
奪われた城:演義は呂布が小沛から徐州城へ攻め入ったと描く。正史は呂布が襲って奪った所を下邳とし、呂布はその後、劉備を小沛に駐屯させ、自ら徐州刺史と称した。 演義 第14回 §56–58正史 魏書 巻7 §16
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