寧随 寧隨

演義 蜀 Ning Sui영수宁随

プロフィール
職業演武将所属蜀
登場演収録
実在架空言及

人物紹介

寧随は演義第116回に登場する姜維の副将である。鍾会が陽安関を破って漢中はすでに魏のものとなり、雍州刺史諸葛緒が帰路を断って、姜維が進むことも退くこともできなくなると、孔函谷を通ってまっすぐ雍州を取ろうとすれば諸葛緒は陰平の兵を引き上げて雍州を救いに行くであろうから、そのときに剣閣へ駆けつけて守ろうという計を出す。 演義 第116回 §38 · 40–41

姜維はその言に従って孔函谷に入り、雍州を攻めるふりをして、諸葛緒が大軍を引き上げて雍州を救いに行った隙に兵を返し、橋頭を守っていた魏軍を撃ち散らしてそこを通り過ぎる。 演義 第116回 §41–43

演義全120回のうち第116回の1回にだけ登場し、名が回目に入った回はない。陳寿の本文にも裴松之の注にも登場しない。陳寿の本文の鄧艾伝は、姜維が雍州の軍がすでに道を塞いで橋頭に駐屯していると聞いて孔函谷から北道に入り、雍州軍の背後に出ようとし、諸葛緒が30里退くと引き返して橋頭を通り過ぎたと記す。 演義 第116回 §41正史 魏書 巻28 §68

演義の描写

演義第116回で、沓中にいた姜維は魏軍が大挙して来ると聞いて迎え撃つが、甘松の諸陣営が金城太守楊欣に焼き払われ、甘松を救いに行く間に蜀軍は鄧艾に打ち破られ、姜維は魏軍の大部隊に包囲される。幾重もの包囲を突破して大陣営に入り救援を待っていた姜維は、鍾会が陽安関を破って漢中はすでに魏のものとなったという早馬の報告を受け、陣営を払う。 演義 第116回 §34 · 36–38

その夜、疆川口で楊欣に出会って追ううちに軍馬が前足を踏み外して地面に投げ出されもした姜維は、背後に鄧艾の軍が迫ると兵を収めて漢中を取り戻そうとする。しかし雍州刺史諸葛緒がすでに帰路を断ったという報告が入り、姜維は険しい山に拠って陣を築く。魏軍は陰平の橋頭に駐屯する。 演義 第116回 §39–40

進むことも退くこともできなくなった姜維が「天が私を滅ぼすのか!」と長く嘆くと、副将寧随が言う。魏軍が陰平の橋頭を断ったとはいえ、雍州にはきっと兵が少ないであろうから、孔函谷を通ってまっすぐ雍州を取ろうとすれば、諸葛緒は必ず陰平の兵を引き上げて雍州を救いに行くであろう、そのときにかえって兵を率いて剣閣へ駆けつけて守れば漢中を取り戻せる、というのである。姜維はその言に従い、ただちに兵を出して孔函谷に入り、雍州を攻めるふりをする。 演義 第116回 §41

間者の報告を受けた諸葛緒は、雍州は自分が守るべき地であり、手落ちがあれば朝廷は必ず罪を問うであろうと大いに驚き、急いで大軍を引き上げて南の道から雍州を救いに向かい、一隊だけを残して橋頭を守らせる。北道を30里ほど入っていた姜維は、魏軍が去ったであろうと見計らって兵を返し、橋を守っていたわずかな兵を一気に撃ち散らして、その陣営と柵をすべて焼き払う。諸葛緒は火の手が上がったと聞いて戻るが、姜維の軍が通り過ぎてから半日が経っており、あえて追わない。寧随の名はこののち演義に再び出てこない。 演義 第116回 §42–43

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
演義
  • 統率45
  • 武力40
  • 知力66
  • 政治35
  • 魅力40
  • 徳50
  • 処世45
  • 文芸35
  • 弁舌38
  • 用人35
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率演45推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将という身分から推定第116回 §41

  • 武力演40推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 知力演66

    演雍州を攻めるふりをして諸葛緒を引き出す計を出し、姜維が従った第116回 §41

  • 政治演35推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 魅力演40推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 徳演50推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 処世演45推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 文芸・学術演35推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 弁舌・外交演38推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

  • 識人・用人演35推定

    演直接の記録なし — 姜維の副将としての一節の記録から推定第116回 §41

演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

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