貂蝉 貂蟬
| 職業 | 演その他 · 歌妓 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 演 | 収録 | |
| 実在 | 架空 | 言及 |
人物紹介
貂蝉は演義に登場する人物である。演義第8回で司徒王允の屋敷にいる歌妓として初めて登場し、幼くして屋敷に選ばれて入り歌舞を習い、年はちょうど16で容色も技芸もともに優れ、王允は実の娘のように遇していたという。 演義 第8回 §8
王允の連環計に従い、呂布に嫁がせると約束されたのちに董卓に献じられ、二人の間で父子の仲を裂く役を担う。董卓が死んだのち郿塢に至った呂布がまず彼女を連れ去り、第16回では呂布の妾として、第19回では下邳で呂布に自ら城を出ないよう勧める者として登場する。 演義 第8回 §12–13演義 第9回 §29演義 第16回 §20演義 第19回 §30
演義全120回のうち第8・9・16・19回の4回に登場し、名が回目に入った回はない。第9回では後世の人の詩が「司徒の妙算 紅裙に託す、干戈を用いず兵を用いず」と詠む。演義は第19回以後、貂蝉がどうなったかを記さない。 演義 第9回 §7演義 第19回 §31
演義の描写
演義第8回で、董卓が百官の席から司空張温を引き出して斬った日の夜、司徒王允は後園で天を仰いで涙を流していたところ、牡丹亭のほとりで長く嘆息する貂蝉を見る。叱責されると貂蝉は、大人の恩で養われたのだから骨が粉になっても報いきれないと言い、近ごろ大人の憂いを見て嘆息したのであって、自分を用いる所があるなら万死も辞さないと答える。王允は「漢の天下がお前の手中にあろうとは誰が思ったであろう」と言って彼女を画閣に連れていき、座に着かせて叩頭して拝する。 演義 第8回 §6–10
王允は、呂布と董卓はともに色を好む輩であるから、まず貂蝉を呂布に嫁がせると約束したのちに董卓に献じるので、その間で父子の仲を裂いて呂布に董卓を殺させよという連環計を打ち明ける。事が漏れれば一族皆殺しになると言う王允に、貂蝉は大義に報いられなければ万刃の下に死にますと言う。 演義 第8回 §11–13
王允は礼を言いに来た呂布に貂蝉を「わが娘」として酒を勧めさせ、妾として送ると約束する。数日後には董卓を招いて貂蝉に簾の外で舞い歌わせ、年を尋ねる董卓に貂蝉がちょうど16ですと答えると、彼女を太師に献じると言って氈車で相府に送る。問い詰めに来た呂布には、太師が奉先と娶わせると言って連れていったのだと言い繕う。 演義 第8回 §14–18 · 21 · 23–28
貂蝉は寝室の後ろからのぞく呂布を見て、わざと眉をひそめて涙をぬぐい、董卓が病に伏したときには寝台の後ろから半身を乗り出し、手で自分の胸と董卓を指して涙を流す。これを見た董卓は「お前はわしの愛姫をからかうのか」と呂布を追い出したが、李儒の勧めで金と絹を与えてなだめる。 演義 第8回 §29–30 · 32–34
董卓が朝廷に出た隙に呂布が相府に来ると、貂蝉は彼を鳳儀亭に呼び出し、汚された身であるからあなたの前で死んで心を明かすと言って池に飛び込もうとし、老賊を恐れる呂布に、他人に制されておられようとは誰が思ったでしょうと泣く。戻った董卓は二人を見て戟を投げつけ呂布を追うが、李儒とぶつかって倒れる。 演義 第8回 §35–40演義 第9回 §1
第9回で李儒は貂蝉を呂布に与えるよう勧める。貂蝉は董卓に、呂布が戟を持って追ってきたので池に身を投げようとしたと泣いて訴え、呂布に与えてはどうかと言われると、壁の宝剣を抜いて自分の首を突こうとし、これはきっと李儒の計略だと言う。董卓が貂蝉のことをまた口にすれば首を斬ると言うと、李儒は「われらはみな一人の女の手で死ぬことになった」と嘆く。 演義 第9回 §2–7
郿塢へ向かう車の上で、貂蝉は人々の中に呂布を見て慟哭するふりをし、嘆息する呂布を王允が説き伏せると、呂布は腕を刺して血を出し誓う。董卓が天子になったら貴妃に立てると言うと、貂蝉は内情を知りながら喜ぶふりをして拝する。董卓が死んだのち郿塢に至った呂布は、まず貂蝉を連れてくる。 演義 第9回 §8–10 · 13–14 · 19 · 29
第16回は、呂布が厳氏を正妻に、のちに貂蝉を妾に、小沛で曹豹の娘を次妻に迎え、貂蝉にも子がなかったと記す。第19回で下邳城が曹操に包囲されると、陳宮は呂布に城外に出て駐屯するか曹操の糧道を断つよう勧めるが、厳氏が泣いて止めたので呂布はこれを貂蝉に話す。貂蝉は「わたくしのために主となってくださいませ。軽々しく自ら出てはなりません」と言い、呂布は厳氏・貂蝉と酒を飲むばかりとなる。 演義 第16回 §20演義 第19回 §27–31
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率31
- 武力31
- 知力80
- 政治31
- 魅力85
- 徳72
- 処世72
- 文芸62
- 弁舌80
- 用人40
項目別の根拠
演直接の記録なし — 屋敷の歌妓であることから推定第8回 §8
演直接の記録なし — 屋敷の歌妓であることから推定第8回 §8
演直接の記録なし — 屋敷の歌妓であることから推定第8回 §8
演直接の記録なし — 呂布の心を読んだ行跡から推定第8回 §37
スペシャル — 才能 演義 +25
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(4回)
登場登場なし 登場回の一覧 →
家族
| 配偶者 | 呂布 演義 |
|---|
Wikidataの歴史・演義人物項目に基づく。推定バッジのない関係は正史原文でも確認済み。
関連作品(3)
- 貂蟬 (1958年電影) 映画 · 1958年
- 貂蟬艷史演義 小説
- 貂蟬 ドラマ・テレビ
Wikidataの描写対象・題名の人物名で連結(推定) — 検収前。