孫憲

正史 呉 Sun Xian손헌孙宪

プロフィール
職業正武将所属呉
登場正収録
出生正? 推定出身地
死去正256年 推定死去地
死因正処刑 推定
実在実在言及正2回

人物紹介

孫憲は呉の孫亮の時代の人である。正史には独立した伝がなく、呉書巻3の三嗣主伝の孫亮の記録に二度出てくる。太平元年(256)に孫峻が死んで孫綝がその地位を継ぐと、孫綝を討とうと軍を返した呂拠を迎え撃つため、丁奉・施寛らとともに水軍を率いて江都へ出た。 正史 呉書 巻3 §12–13

その年の11月に孫綝が大将軍となると、孫憲は将軍王惇とともに孫綝を殺そうと謀ったが、事が露見した。孫綝は王惇を殺し、孫憲に迫って自殺させた。陳寿の本文は彼の字と出身、官職を記さない。 正史 呉書 巻3 §14

呉書巻19の孫綝の記録には孫憲の名がなく、同じとき呂拠を迎え撃ち、王惇とともに孫綝を殺そうと謀った人物として、孫峻の従弟孫慮が出てくる。陳寿の本文は二つの名が同一人物かどうかを明らかにしない。演義には登場しない。 正史 呉書 巻19 §80 · 83

正史の記録

太平元年(256)9月丁亥の日に孫峻が死ぬと、その従弟の偏将軍孫綝が侍中・武衛将軍となって中外の諸軍事を統べ、魏を討ちに出ていた呂拠らは呼び戻された。呂拠は孫綝が孫峻に代わったと聞いて大いに怒った。呂拠・文欽・唐咨らは上表して衛将軍滕胤を丞相に推挙したが、孫綝は聞き入れず、滕胤を大司馬に改めて呂岱に代えて武昌に駐屯させた。 正史 呉書 巻3 §12–13

呂拠が軍を率いて戻り孫綝を討とうとすると、孫綝は使者を送り、詔によって文欽・唐咨らに諭して呂拠を捕らえさせた。冬10月丁未の日、孫憲は丁奉・施寛らとともに水軍を率いて江都で呂拠を迎え撃つために派遣され、将軍劉丞は歩兵・騎兵を率いて滕胤を攻めるために派遣された。滕胤は兵が敗れて一族が滅ぼされ、辛亥の日に新州で呂拠が捕らえられた。 正史 呉書 巻3 §13–14

11月、孫綝は大将軍となって仮節を受け、永康侯に封じられた。孫憲は将軍王惇とともに孫綝を殺そうと謀ったが事が露見し、孫綝は王惇を殺し、孫憲に迫って自殺させた。陳寿の本文で孫憲の名が出てくるのは三嗣主伝のこの二節だけであり、彼の字と出身、官職は記されていない。 正史 呉書 巻3 §14

呉書巻19諸葛滕二孫濮陽伝の孫綝の記録には孫憲の名がない。代わりに、孫綝は呂拠が戻ってくると聞いて従兄の孫慮を遣わし、兵を率いて江都で呂拠を迎え撃たせたと記す。孫峻の従弟である孫慮は諸葛恪を誅殺する謀議に加わったので孫峻に厚遇され、右将軍・無難督に至ったが、孫綝が孫峻のときより薄く待遇したので怒り、将軍王惇とともに孫綝を殺そうと謀った。孫綝は王惇を殺し、孫慮は薬を飲んで死んだ。陳寿の本文は孫憲と孫慮が同一人物かどうかを明らかにしない。 正史 呉書 巻19 §79–80 · 83

陳寿は三嗣主伝の評で、孫亮は幼子でありながら賢い補佐がいなかったので、位を失って終わりを全うできなかったのは必然の勢いであったとした。評は孫憲を別に論じていない。 正史 呉書 巻3 §88

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

演義に登場しない人物のため、正史(陳寿『三国志』本文)の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
正史
  • 統率52
  • 武力42
  • 知力35
  • 政治35
  • 魅力40
  • 徳45
  • 処世30
  • 文芸31
  • 弁舌35
  • 用人35
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率正52

    正丁奉・施寛とともに水軍を率いて江都で呂拠を迎え撃った呉書 巻3 §13

  • 武力正42推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

  • 知力正35

    正王惇とともに孫綝を殺そうと謀ったが露見した呉書 巻3 §14

  • 政治正35推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

  • 魅力正40推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

  • 徳正45推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

  • 処世正30

    正謀議が露見し、迫られて自殺した呉書 巻3 §14

  • 文芸・学術正31推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

  • 弁舌・外交正35推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

  • 識人・用人正35推定

    正直接の記録なし — 呉の武人としての役割から推定呉書 巻3 §13

正史 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

所属の変遷

  1. 呉 · 正史 · 正史 巻48 「孫憲及丁奉、施寬等以舟兵逆據於江都」