靳詳

正史演義 蜀 Jin Xiang근상靳祥靳详

プロフィール
職業演武将 · 部曲所属蜀
登場正演収録
出生出身地太原郡 推定
実在実在言及正1回

人物紹介

靳詳は演義第97回に登場する諸葛亮配下の部曲である。陳倉城を守る魏の将郝昭とは同じ隴西の人で幼いころからの付き合いだとして、郝昭を説いて降伏させると名乗り出、二度城下へ赴いて降伏を勧めるが、二度とも拒まれる。 演義 第97回 §18–19 · 20–24

演義120回のうち第97回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。陳寿の本文には登場せず、裴松之の注にのみ記録がある。陳寿の本文の明帝紀は、太和2年(228)12月に諸葛亮が陳倉を包囲すると曹真が将軍費耀らを派遣して防がせたと記し、曹真伝は、曹真が将軍郝昭・王生に陳倉を守らせてその城を修築させ、諸葛亮は陳倉を包囲したがすでに備えができていたため落とせなかったと記す。 演義 第97回 §19正史 魏書 巻3 §7 · 10正史 魏書 巻9 §65–66

演義の描写

演義第97回で、諸葛亮は後主の勅命を受けて再び出兵し、魏延に前部先鋒を任せて陳倉の道の入り口へ向かう。陳倉の入り口にはすでに城が一つ築かれて大将郝昭が守っており、魏延が数日にわたり四方から攻めても破れないため、諸葛亮は大いに怒って魏延を斬ろうとする。そのとき帳下から一人が、才はないが長年丞相に従いながらまだ恩に報いたことがないとして、陳倉城に入って郝昭を説き伏せ降伏させるので、弓一張引く必要もないと名乗り出る。 演義 第97回 §15 · 17–18

皆が見ると、部曲の靳詳である。諸葛亮が何と言って説くのかと問うと、靳詳は、郝昭と自分は同じ隴西の人で幼いころからの付き合いであるから、利害を説けば必ず降ってくると答え、諸葛亮はすぐに彼を遣わす。 演義 第97回 §19

靳詳は馬を飛ばして城下に至り、郝伯道の旧友靳詳が会いに来たと叫ぶ。郝昭は門を開けて招き入れ、城の上で彼と会う。靳詳が、自分は西蜀の孔明の帳下で軍機に参与し、上賓の礼で遇されており、特に遣わされて伝えることがあって来たと言うと、郝昭は顔色を変え、諸葛亮はわが国の仇敵であり、自分は魏に仕え、そなたは蜀に仕えるのだから、昔は兄弟のようであったが今は仇敵だとして、城を出るよう告げる。靳詳がなおも口を開こうとするが、郝昭は敵楼の上へ出て行ってしまい、魏兵が急いで馬に乗るよう促して靳詳を城外へ追い出す。靳詳が欄干に寄りかかって立つ郝昭を鞭で指し、なぜこれほど薄情なのかと言うと、郝昭は、魏国の法度は兄も知るところであり、国恩を受けた以上は死あるのみだとして、帰って諸葛亮に早く来て城を攻めるよう伝えよと言う。 演義 第97回 §20–22

靳詳が戻って、郝昭は自分が口を開く前に遮ったと報告すると、諸葛亮はもう一度行って利害を説くよう命じる。靳詳は再び城下へ行き、敵楼に出てきた郝昭に、孤城一つでどうして数十万の大軍を防げようか、早く降らなければ後悔しても及ばない、大漢に従わず奸悪な魏に仕えるのは天命を知らず清濁を弁えないものだと叫ぶ。郝昭は大いに怒って弓に矢をつがえて靳詳に向け、先に言ったことはもう決まっているから再び言う必要はない、早く退け、そなたを射はしないと怒鳴る。 演義 第97回 §23–24

靳詳が戻って郝昭の様子をつぶさに報告すると、諸葛亮は匹夫の無礼が甚だしいと大いに怒り、土地の者から城中の兵が3千ほどだと聞くと、救援が着く前に急いで攻めさせる。しかし雲梯は郝昭の火矢に焼かれ、衝車は石に砕かれ、地下道も二重の壕に阻まれて、20日余りのあいだ城を破れない。演義はその後の靳詳のことを記さない。 演義 第97回 §25–28

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
演義
  • 統率35
  • 武力38
  • 知力42
  • 政治31
  • 魅力40
  • 徳45
  • 処世42
  • 文芸31
  • 弁舌45
  • 用人33
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率演35推定

    演直接の記録なし — 部曲であることから推定第97回 §19

  • 武力演38推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 知力演42推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 政治演31推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 魅力演40推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 徳演45推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 処世演42推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 文芸・学術演31推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

  • 弁舌・外交演45

    演郝昭を二度説得しに行ったが、話を切り出す前に拒まれた第97回 §19第97回 §20第97回 §23

  • 識人・用人演33推定

    演直接の記録なし — 蜀の部曲であることから推定第97回 §19

演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

登場登場なし 登場回の一覧 →