夏侯令女
| 職業 | 正演その他 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 正演 | 収録 | |
| 出生 | 出身地 | 譙郡 推定 | |
| 実在 | 実在 | 言及 | 正7回 |
人物紹介
夏侯令女は演義第107回に登場する、曹爽の従弟文叔の妻である。早くに寡婦となって子がなく、父が彼女を再嫁させようとすると耳を切って自ら誓い、曹爽が誅されたのち父が再び嫁がせようとすると、今度は鼻を切り落とす。 演義 第107回 §24
嫁ぎ先がみな殺されたのに誰のために守るのかと言う家の者に、曹氏が盛んなときでさえ最後まで守ろうとしたのに、いま滅んだからといってどうして見捨てるに忍びようかと答える。これを聞いた司馬懿は彼女を賢として、子をもらい受けて育て、曹氏の後嗣とすることを許す。 演義 第107回 §24–25
演義全120回のうち第107回の1回にのみ登場し、回目に名が見える回はない。陳寿の本文には見えず、裴松之の注にだけ記録がある。陳寿の本文の曹爽の伝(魏書巻9諸夏侯曹伝)は、曹爽・曹羲・曹訓らを捕らえてみな誅し、三族を滅ぼしたと記す。 演義 第107回 §24正史 魏書 巻9 §88
演義の描写
演義第107回で、司馬懿は曹爽の三兄弟を私邸に帰して大きな錠で門を閉ざし、住民八百人にその屋敷を囲んで見張らせる。まず黄門の張当を捕らえて供述を取ったのち何晏らを捕らえて取り調べ、曹爽の三兄弟と連座した罪人をみな市で斬って三族を滅ぼし、その家産と財物をことごとく没収して蔵に収める。 演義 第107回 §21–23
このとき曹爽の従弟文叔の妻がおり、それが夏侯令女である。早くに寡婦となって子がなく、父が再嫁させようとすると耳を切って自ら誓った。曹爽が誅されると父が再び彼女を嫁がせようとし、彼女は今度は鼻を切り落とす。驚きあわてた家の者たちは、人がこの世に生きるのは軽い塵が弱い草に宿るようなものなのに、どうしてこれほど自らを苦しめるのか、嫁ぎ先は司馬氏にみな殺されたのに、誰のためにこうして守ろうとするのかと問う。 演義 第107回 §24
彼女は泣きながら、「仁者は盛衰をもって節を改めず、義者は存亡をもって心を易えず」と聞いていると言い、曹氏が盛んなときでさえ最後まで守ろうとしたのに、まして今滅んだのにどうして見捨てるに忍びようか、それは禽獣の行いであり、自分がどうしてそのようなことをしようかと答える。司馬懿はこれを聞いて彼女を賢として、子をもらい受けて育て、曹氏の後嗣とすることを許す。 演義 第107回 §25
演義は「弱草微塵 尽く達観するも、夏侯に女有り 義 山の如し」で始まる後世の人の詩を引き、男たちは裙釵の女の節操に及ばないとして彼女をたたえる。演義で彼女が登場するのはこの回の三節だけで、その後のことは記されていない。 演義 第107回 §24–26
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率31
- 武力31
- 知力45
- 政治31
- 魅力52
- 徳94
- 処世40
- 文芸45
- 弁舌52
- 用人35
項目別の根拠
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演司馬懿が賢として、曹氏の後嗣を立てることを許した第107回 §25
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演盛衰によって節を改めないという言葉で家の者を退けた第107回 §25
演直接の記録なし — 曹文叔の妻としてのみ登場第107回 §24
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(1回)
登場登場なし 登場回の一覧 →