邢道栄 邢道榮
| 職業 | 演武将 · 上将 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 演 | 収録 | |
| 死因 | 演戦死 推定 | ||
| 実在 | 架空 | 言及 |
人物紹介
邢道栄は演義第52回に登場する零陵の将である。零陵太守劉度の子劉賢が「わが州の上将邢道栄は力が万人に敵する」と押し立てる人物で、開山大斧を使う。諸葛亮に立ち向かったが張飛に追われ、趙雲に行く手を阻まれて降伏し、劉賢を捕らえて来ると言って放されるが、戻ると計略を逆手に取ろうと劉賢に勧める。その夜、諸葛亮の陣営を襲いに向かう途中、趙雲の槍に突かれて馬から落ちる。 演義 第52回 §15 · 18–20 · 22
演義120回のうち第52回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。邢道栄という名は陳寿の本文にも裴松之の注にも見えない。陳寿の本文の先主伝は、零陵太守劉度がほかの三郡の太守とともに劉備に降伏したと記すだけである。 演義 第52回 §15正史 蜀書 巻2 §24
演義の描写
演義第52回で、荊州・南郡・襄陽を得た劉備は、馬良の言に従って南の四郡のうちまず零陵を攻めることにし、張飛を先鋒、趙雲を後軍とし、諸葛亮とともに中軍となって人馬1万5千を率いる。零陵太守劉度が子の劉賢と協議すると、劉賢は、向こうに張飛・趙雲のような勇将がいても、わが州には力が万人に敵する上将邢道栄がいると言う。劉度は劉賢と邢道栄に兵1万余りを与え、城から30里離れた所に山に拠り水を背にして陣を構えさせる。 演義 第52回 §11 · 13–15
諸葛亮が自ら来るとの知らせに、邢道栄は開山大斧を手に出て、逆賊どもがどうしてわが境界を侵すのかと叫ぶ。四輪車に座った諸葛亮が羽扇で彼を招き、曹操の百万の大軍もささやかな計略で甲冑の一片も帰さなかったのだから早く降伏せよと言うと、邢道栄は大笑いし、赤壁の戦いは周郎(周瑜)の謀であってお前に何の関わりがあるかと言って、大斧を振るって突きかかる。諸葛亮が車を返して陣中へ逃げると、邢道栄は中央の黄旗の一群に諸葛亮がいるとにらみ、その旗だけを目当てに追う。 演義 第52回 §15–17
山裾を回ると四輪車の代わりに張飛が現れ、邢道栄は数合もせぬうちに力が及ばず逃げるが、趙雲に行く手を阻まれる。逃げ場がなくなると馬を下りて降伏を請い、趙雲が彼を縛って連れて行くと、劉備は首を斬れと言う。諸葛亮はこれを止めて、劉賢を捕らえて来れば降伏を受け入れると言い、邢道栄は、今夜軍師が陣営を夜襲すれば内から呼応して劉賢を生け捕りにして献上すると言う。劉備はその言葉を信じないが、諸葛亮は「邢将軍は偽りを言う人ではない」と言って彼を帰す。 演義 第52回 §18–20
陣営に戻った邢道栄はあったことを劉賢にありのままに告げ、兵を陣営の外に伏せ、陣営の中には旗だけを立てておき、夜襲に来る諸葛亮を捕らえようと、計略を逆手に取ることを勧める。その夜二更、一隊の兵が陣営の入口に火を放って退くと、劉賢と邢道栄は十里余り追うが兵の姿は見えず、急いで戻ると陣営の中から張飛が躍り出る。劉賢の言に従って諸葛亮の陣営を襲おうと兵を返すが、十里も行かぬうちに斜めから打って出た趙雲の槍の一突きに突かれて馬から落ちる。 演義 第52回 §20–22
張飛に生け捕られた劉賢は、「邢道栄がこうせよと言ったのであって、まことに私の本心ではありません」と申し立てる。諸葛亮は彼を放して父に降伏を勧めさせ、劉度は印綬を捧げて城を出て降伏する。邢道栄の名は、これ以後演義に二度と出てこない。 演義 第52回 §22–23
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率45
- 武力62
- 知力40
- 政治31
- 魅力38
- 徳22
- 処世35
- 文芸31
- 弁舌45
- 用人33
項目別の根拠
演直接の記録なし — 零陵の上将という役割から推定第52回 §15
演直接の記録なし — 零陵の上将という役割から推定第52回 §15
演逃げ場がなくなると馬を下りて降伏を請うた第52回 §19
演直接の記録なし — 零陵の上将という役割から推定第52回 §15
演直接の記録なし — 零陵の上将という役割から推定第52回 §15
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。