奚泥

演義 南蛮 Xini해니

プロフィール
職業演武将所属南蛮
登場演収録
実在架空言及

人物紹介

奚泥は演義第90回に登場する烏戈国の軍の頭目である。洞府を蜀軍に奪われた孟獲が烏戈国主兀突骨を訪ねて助けを求めると、兀突骨は兵を率いる二人の頭目、土安と奚泥を呼び、みな藤甲を着た兵3万を起こして烏戈国を発ち、東北へ向かった。 演義 第90回 §31–33

兀突骨は二人の頭目を遣わして藤甲軍を率いて河を渡り蜀軍と戦わせ、魏延は数合も戦わずに逃げた。蛮兵が蜀の陣に留まると、二人の頭目は兀突骨を陣に招いてこれを知らせた。16日目、魏延を追っていた兀突骨と藤甲軍3万は盤蛇谷の中で焼け死んだ。 演義 第90回 §44–45 · 48 · 51

演義全120回のうち第90回の1回にのみ登場し、回目に名が入った回はない。名が出るのは兀突骨が彼を呼ぶ場面の一か所だけで、その後は土安とともに「二人の頭目」としてのみ現れる。奚泥という名は陳寿の本文にも裴松之の注にもない。 演義 第90回 §33 · 44–45

演義の描写

演義第90回で、孔明に捕らえられてまた放たれた孟獲は、大半が傷を負った敗残兵千余人を収めたが、洞府はすでに蜀軍に占領されていたので、帯来洞主と身を寄せる所を相談した。帯来洞主は東南に700里離れた烏戈国を挙げ、国主兀突骨は身の丈一丈二尺で身体に鱗があって刀も矢も通らず、配下の兵は油に浸しては乾かすことを十数回繰り返した籐の鎧を着ていて藤甲軍と呼ばれていると語った。 演義 第90回 §30–32

孟獲が烏戈国に行って兀突骨に再拝し、先の出来事を訴えると、兀突骨は洞の兵を起こして仇を討ってやると言った。兀突骨が兵を率いる二人の頭目を呼ぶと、一人は土安、一人は奚泥であった。みな藤甲を着た3万の兵は烏戈国を発って東北に向かい、他国の者が飲めばみな死ぬが烏戈国の者だけは飲めば気力が倍増するという桃花水に至ると、桃花渡口に陣を構えて蜀軍を待った。 演義 第90回 §33–34

孔明はその知らせを聞いて桃花渡口まで進んだが、桃の葉が落ちる時期なので水を飲めないと聞き、5里退いて陣を構えた。翌日河を渡ってきた藤甲軍には弩の矢も刀や槍も通らず、魏延の軍はことごとく敗れて逃げた。呂凱は軍を返して早く帰るよう勧めたが、孔明は笑って蛮を平定する策は別にあると言い、魏延に、蛮兵が水を渡ってきたら白旗のある所を目指して逃げ、半月のうちに15回続けて負けて陣を七つ捨てよと命じた。 演義 第90回 §35–38 · 41–42

孟獲は、諸葛亮は結局伏兵を使うだろうから樹木の茂った所にはむやみに進まないようにと言い、兀突骨は自分が前で戦うので孟獲は後ろから指図してほしいと言った。蜀軍が桃花渡口の北岸に陣を構えたとの報せが入ると、兀突骨はすぐに二人の頭目を遣わして藤甲軍を率いて河を渡り戦わせ、魏延は数合も戦わずに逃げたが、蛮兵は伏兵を恐れて追わなかった。翌日ふたたび河を渡ってきた蛮兵は逃げる魏延を10里余り追って蜀の陣に留まり、その翌日二人の頭目が兀突骨を陣に招いてこれを知らせると、兀突骨はすぐに兵を率いて大挙して進んだ。 演義 第90回 §43–45

魏延が戦っては逃げることを繰り返して15回負け、陣を七つ捨てる間、兀突骨は樹木の茂った所に旗が見えれば進まなかった。兀突骨が果たして大王の見立てどおりだと言うと、孟獲は諸葛亮の計略はもはや尽きたと言って大笑いした。16日目、魏延を追って草木のない盤蛇谷に入った兀突骨と藤甲軍3万は、谷の口が丸太と石、乾いた薪で塞がれるなか地中の導火線に火がつき、互いに抱き合ったまま谷の中で焼け死んだ。この場面で演義は奚泥の名を別に挙げていない。孔明はのちに、烏戈国の人々を根絶やしにしたのは自分の大罪であると語った。 演義 第90回 §47–51 · 59

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
演義
  • 統率45
  • 武力45
  • 知力33
  • 政治31
  • 魅力35
  • 徳40
  • 処世33
  • 文芸31
  • 弁舌31
  • 用人31
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率演45推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 武力演45推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 知力演33推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 政治演31推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 魅力演35推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 徳演40推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 処世演33推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 文芸・学術演31推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 弁舌・外交演31推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

  • 識人・用人演31推定

    演直接の記録なし — 兀突骨の軍の頭目という役割から推定第90回 §33

演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

登場登場なし 登場回の一覧 →

所属の変遷

  1. 南蛮 · 演義 · 演義 第90回 「一名土安,一名奚泥」 · Q12624567