蘇由

正史演義 Su You소유苏由

プロフィール
職業正演武将所属
登場正演収録
実在実在言及正2回

人物紹介

蘇由は袁紹の跡を継いだ袁尚のもとで鄴を守った人物である。正史には独立した伝がなく、魏書巻1武帝紀と巻6董二袁劉伝に1度ずつ登場する。建安9年(204)2月、袁尚は再び袁譚を攻めるにあたって彼と審配に鄴を守らせたが、太祖が洹水に至ると、蘇由は内応しようとしたものの謀が漏れ、城内で審配と戦って敗れ、城を出て太祖のもとへ逃れて降った。 正史 魏書 巻1 §76 · 81正史 魏書 巻6 §63

陳寿の本文は彼の字と出身、官職、降伏後の事績と死を記していない。演義では第32回に、袁尚が黎陽へ袁譚を救いに行く際に審配とともに残して冀州を固く守らせる大将として、名前だけが出る。全120回のうちこの1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。 正史 魏書 巻1 §81正史 魏書 巻6 §63演義 第32回 §13

正史の記録

袁紹が死に末子の袁尚が跡を継いだのち、袁譚と袁尚は兵を挙げて互いに攻め合った。袁譚が敗れて平原に逃れ、袁尚が急攻すると、袁譚は辛毗を太祖のもとに遣わして救援を求めた。太祖は引き返して10月に黎陽に至り、袁尚は太祖が北上してくると聞いて平原の包囲を解き、鄴に戻った。太祖は袁譚と婚姻を結んで安心させ、軍を率いて帰還した。 正史 魏書 巻1 §76正史 魏書 巻6 §62–63

武帝紀によれば、建安9年(204)春正月、太祖は黄河を渡り、淇水をせき止めて白溝に流し込み、兵糧の輸送路を通した。2月、袁尚は再び袁譚を攻めるにあたって蘇由と審配を残して鄴を守らせ、太祖が洹水まで進軍すると蘇由が降伏した。太祖は鄴に至って攻撃し、土山を築き地下道を掘った。 正史 魏書 巻1 §81

巻6の袁尚の記事は、その経緯をさらに詳しく記している。袁尚が審配と蘇由に鄴を守らせて再び平原の袁譚を攻めると、太祖は鄴を攻めようと進軍し、鄴から50里離れた洹水に至った。蘇由は内応しようとしたが謀が漏れ、城内で審配と戦って敗れ、城を出て太祖のもとへ逃れた。太祖はついに鄴を攻めて地下道を掘り、審配も城内に塹壕を掘ってこれに対抗した。 正史 魏書 巻6 §63

陳寿の本文で蘇由の名が出るのはこの2か所だけであり、彼が太祖のもとへ逃れたのちどうなったかは記されていない。 正史 魏書 巻1 §81正史 魏書 巻6 §63

演義の描写

演義第32回で、袁尚が救援の兵を送らないので、袁譚は大いに怒って逢紀を斬り、曹操に降伏しようと議する。間者からこれを聞いた袁尚は、袁譚が曹操と力を合わせて攻めてくれば冀州が危うくなるとして、審配と大将蘇由を残して冀州を固く守らせ、自ら大軍を率いて黎陽へ袁譚を救いに行く。 演義 第32回 §12–13

演義で蘇由の名が出るのはこの一行だけである。同じ回の後半で、袁尚が再び平原の袁譚を攻めに出るときに冀州を守らせるため残すのは審配と陳琳であり、蘇由の内応や降伏は描かれない。 演義 第32回 §13 · 32

演義と異なる点

鄴を守った時期:演義第32回で、袁尚は黎陽へ袁譚を救いに行く際に審配と蘇由を残して冀州を守らせる。正史で袁尚が黎陽へ袁譚を助けに行ったときに鄴を守ったのは審配であり、蘇由が審配とともに鄴を守ったのは、建安9年(204)2月に袁尚が再び袁譚を攻めたときである。 演義 第32回 §13正史 魏書 巻6 §61正史 魏書 巻1 §81

平原攻撃時の守備:演義第32回で、袁尚が平原の袁譚を攻めに行くときに冀州を守らせるため残すのは審配と陳琳である。正史では、このとき鄴を守ったのは審配と蘇由である。 演義 第32回 §32正史 魏書 巻1 §81正史 魏書 巻6 §63

内応と降伏:正史で蘇由は、太祖が洹水に至ると内応しようとしたが謀が漏れ、城内で審配と戦って敗れ、城を出て太祖のもとへ逃れて降った。演義にはこの出来事はない。 正史 魏書 巻6 §63正史 魏書 巻1 §81演義 第32回 §13

呼称:演義第32回は蘇由を「大将」と呼ぶ。陳寿の本文は彼の官職を記していない。 演義 第32回 §13正史 魏書 巻1 §81正史 魏書 巻6 §63

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

正史(陳寿『三国志』本文)の点数が基準です。演義が同じ人物をどう描き直したかを項目ごとに比べ、二つの原典の根拠で違いを説明します。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
正史(実線) 対 演義(点線)
  • 統率3848+10
  • 武力4045+5
  • 知力3538+3
  • 政治3538+3
  • 魅力3838±0
  • 徳2845+17
  • 処世5540−15
  • 文芸3131±0
  • 弁舌3333±0
  • 用人3333±0
正史・演義の点数と差(演義 − 正史・左 = 演義が下げた・右 = 演義が上げた)

演義が作った能力値 — 正史と異なる点 差が10点以上

徳正28演45推定 +17

正鄴を守れという袁尚の命を受けながら曹操に内応しようとした魏書 巻6 §63

演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

統率正38演48推定 +10

正鄴城内で審配と戦って敗れた魏書 巻6 §63

演直接の記録なし — 大将として審配とともに冀州を守った第32回 §13

近い項目 7件 — 根拠を見る
  • 武力正40推定演45推定 +5

    正直接の記録なし — 袁尚の将という役割から推定魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

  • 知力正35演38推定 +3

    正曹操に内応しようとした謀が漏れた魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

  • 政治正35推定演38推定 +3

    正直接の記録なし — 袁尚の将という役割から推定魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

  • 魅力正38推定演38推定 ±0

    正直接の記録なし — 袁尚の将という役割から推定魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

  • 文芸・学術正31推定演31推定 ±0

    正直接の記録なし — 袁尚の将という役割から推定魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

  • 弁舌・外交正33推定演33推定 ±0

    正直接の記録なし — 袁尚の将という役割から推定魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

  • 識人・用人正33推定演33推定 ±0

    正直接の記録なし — 袁尚の将という役割から推定魏書 巻6 §63

    演直接の記録なし — 袁尚の大将という役割から推定第32回 §13

正史 演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

登場登場なし 登場回の一覧 →

関連事件(1)

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