諸葛原
人物紹介
諸葛原は、館陶令から新興太守に移ることになったとき、管輅が送別の宴に訪れると、燕の卵・蜂の巣・蜘蛛を器に入れて言い当てさせた人物である。正史には独立した伝がなく、方技伝の管輅の記事にこの一場面で登場する。官職のほかは、彼の出身と死は陳寿の本文に記されていない。 正史 魏書 巻29 §68–69
演義には第69回に、太史丞の許芝が曹操に管輅の占術を語る話の中に登場し、全120回のうち1回に登場するが、回目に名が載ることはない。演義は、彼が管輅の才を信じず、三つの物をひそかに箱に分けて入れたと描く。 演義 第69回 §2–3 · 8
正史の記録
館陶令の諸葛原が新興太守に移ることになると、管輅は送別の宴に行き、賓客たちがともに集まった。諸葛原は自ら立ち上がって燕の卵・蜂の巣・蜘蛛を取って器の中に入れ、管輅に射覆(覆い隠した物を当てること)をさせた。 正史 魏書 巻29 §68
卦が成ると、管輅は、第一の物は気を含んで変化を待ち、家の軒に寄り添い、雌雄が形をなして翼を広げるであろうから燕の卵であり、第二の物は家が逆さに懸かって門戸が多く、精を蔵して毒を育て、秋になると変化するから蜂の巣であり、第三の物は震えおののいて長い足をもち、糸を吐いて網を作り、網をたどって食を求め、利は暗い夜にあるから蜘蛛であると言った。満座は驚き喜んだ。陳寿の本文で諸葛原が登場するのはこの一場面だけである。 正史 魏書 巻29 §68–69
演義の描写
演義第69回で、病になった曹操が太史丞の許芝に周易で占わせると、許芝は神卜の管輅を知っているかと尋ね、彼の逸話を次々と語る。その一つとして、館陶令の諸葛原が新興太守に移ることになると管輅が見送りに行き、客たちが管輅は覆い隠した物を言い当てられると言う。 演義 第69回 §2–3 · 8
諸葛原は信じず、ひそかに燕の卵・蜂の巣・蜘蛛の三つの物を取って三つの箱に分けて入れ、管輅に占わせる。卦が成ると、管輅は箱ごとに四句ずつ書き付けて燕の卵・蜂の巣・蜘蛛を言い当て、満座は驚き恐れる。 演義 第69回 §8–9
演義と異なる点
射覆をさせた理由:演義第69回では、客たちが管輅は覆い隠した物を言い当てられると言うと、諸葛原は信じずにひそかに物を隠す。正史では、諸葛原が自ら立ち上がって物を器に入れ射覆をさせたとだけ記し、彼が信じなかったという記述はない。 演義 第69回 §8正史 魏書 巻29 §68
物を入れた所:演義第69回では、三つの物を三つの箱に分けて入れ、管輅が箱ごとに四句を書き付ける。正史では、三つの物は器の中に入れられ、管輅は卦が成ると言葉で言い当てた。 演義 第69回 §8–9正史 魏書 巻29 §68–69
満座の反応:演義第69回では満座が驚き恐れる。正史では満座が驚き喜んだ。 演義 第69回 §9正史 魏書 巻29 §69
話の枠組み:演義第69回では、この話は許芝が病の曹操に管輅を推挙しながら語る話の中に入っている。正史では方技伝の管輅の記事の一節であり、管輅の記事に許芝は登場しない。 演義 第69回 §2–3正史 魏書 巻29 §55–84
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
正史(陳寿『三国志』本文)の点数が基準です。演義が同じ人物をどう描き直したかを項目ごとに比べ、二つの原典の根拠で違いを説明します。
- 統率3131±0
- 武力3131±0
- 知力4240−2
- 政治5048−2
- 魅力4040±0
- 徳4242±0
- 処世4242±0
- 文芸4040±0
- 弁舌4040±0
- 用人4040±0
演義が作った能力値 — 正史と異なる点 差が10点以上
10点以上の差がある項目はありません — 演義も正史とほぼ同じように描いています。
近い項目 10件 — 根拠を見る
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演管輅の占いを信じず、ひそかに三つの物を入れて試した第69回 §8
正館陶令から新興太守に移った魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正直接の記録なし — 館陶令・新興太守の官歴から推定魏書 巻29 §68
演直接の記録なし — 県令・太守の官歴から推定第69回 §8
正史 演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。