秦琪

演義 Qin Qi진기

プロフィール
職業演武将所属
登場演収録
死去死去地演黄河
死因演戦死 推定
実在架空言及

人物紹介

秦琪は演義に夏侯惇の部将として登場する人物である。第27回で黄河の渡し場の関所を守り、曹操のもとを去って兄劉備を訪ねる関羽に、丞相の公文を出せと言って行く手を阻み、わずか一合で関羽の刀に首を落とされる。関羽が黄河を渡ったのち、演義は彼が通り過ぎた関所は五つ、斬った将は六人であったと記す。 演義 第27回 §41–45

第28回で夏侯惇は、秦琪は蔡陽の甥で、蔡陽が自分に預けた者であるから関羽をこのまま行かせるわけにはいかないと言い、蔡陽は古城で甥の秦琪を殺したと叫んで関羽に打ちかかり、斬られる。 演義 第28回 §6 · 35–36

演義全120回のうち第27~28回の2回に名が見え、回目に名が入る回はない。陳寿の本文と裴松之の注には秦琪は登場しない。陳寿の本文の関羽伝は、関羽が賜ったものをすべて封じて置き、書を奉って別れを告げたのち、袁紹の軍中にいる劉備のもとへ奔ったと記すだけである。 演義 第27回 §42演義 第28回 §35正史 蜀書 巻6 §6

演義の描写

演義第27回で、王植を斬った関羽が滑州の境に至ると、劉延が城郭を出て出迎える。関羽が兄を訪ねる途中だと言うと、劉延は、いま黄河の渡し場の関所は夏侯惇の部将秦琪が守っているので、渡らせないのではないかと案じる。関羽が船を求めても、劉延は、船はあるが夏侯惇に知られれば罰せられるのが怖いので出せないと言う。 演義 第27回 §40–42

関羽が自ら車を急がせて黄河の渡し場に至ると、秦琪が兵を率いて出てきて何者かと問う。関羽が、河北へ行って兄の劉玄徳を訪ねたいので渡し場を借りて渡りたいと言うと、秦琪は丞相の公文はどこにあるかと問い、関羽は自分は丞相の指揮を受ける身ではないと答える。秦琪が、夏侯将軍の命令を奉じて関所を守っているのだから、翼が生えても飛んで渡ることはできないと言うと、関羽は、道中で行く手を阻む者を斬り殺したことを知っているかと問う。 演義 第27回 §43–44

秦琪は、関羽は名もない取るに足らない将を殺しただけだと言い返し、自分を殺せるものかと言う。関羽が怒って顔良・文醜と比べてどうかと言うと、秦琪は大いに怒って馬を駆り、刀を手にまっすぐ関羽に打ちかかるが、二頭の馬が交わるや、わずか一合で関羽の刀が上がり、秦琪の首が落ちる。関羽は、自分を阻んだ者はすでに死んだと言って残った兵に船を用意させ、二人の兄嫁を船に乗せて袁紹の地へ渡る。 演義 第27回 §44–45

第28回で夏侯惇は三百余騎を率いて汝南へ向かう関羽を追って来て、道中で人を殺したうえ自分の部将まで斬ったのは無礼が過ぎると言い、捕らえようとする。曹操が送った使者が次々と公文を持って来て関羽を通すよう伝えるが、夏侯惇は、丞相は関羽が人を殺したことを知らないと言って兵に関羽を囲ませる。 演義 第28回 §1–5

張遼が来て、関羽を自由に通らせよという丞相の命を伝えると、夏侯惇は、秦琪は蔡陽の甥で、蔡陽が秦琪を自分に預けたのに、いま関羽に殺されたのだから、どうしてこのまま済ませられようかと言う。張遼が、蔡将軍に会って別に話をつけるから丞相の意に背いてはならないと言うと、夏侯惇はやむなく軍馬を退かせる。 演義 第28回 §6–7

古城で関羽が張飛に疑われているとき、曹操の軍勢が到着し、先頭に立つ蔡陽は、関羽が自分の甥秦琪を殺してここへ逃げて来ていたのだと叫ぶ。張飛が打ち鳴らす最初の太鼓が終わらないうちに、関羽は蔡陽の首を斬る。捕らえられた兵卒は、蔡陽は関羽が自分の甥を殺したと聞いてひどく怒り、河北へ行って戦おうとしたが、丞相が許さず、彼を汝南へ送って劉辟を討たせたのだと申し上げる。 演義 第28回 §34–37

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
演義
  • 統率40
  • 武力40
  • 知力33
  • 政治31
  • 魅力33
  • 徳50
  • 処世28
  • 文芸31
  • 弁舌30
  • 用人31
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率演40推定

    演直接の記録なし — 黄河の渡し場の関所の守将であることから推定第27回 §42

  • 武力演40

    演刀を手に関羽に打ちかかったが一合で斬られた第27回 §44

  • 知力演33推定

    演直接の記録なし — 事績から推定第27回 §44

  • 政治演31推定

    演直接の記録なし — 武将であることから推定第27回 §43

  • 魅力演33推定

    演直接の記録なし — 事績から推定第27回 §42

  • 徳演50

    演公文のない者は渡さないとして命令どおり関所を守った第27回 §43第27回 §44

  • 処世演28

    演関羽が阻む者を斬ったと聞いても侮って打ちかかった第27回 §44

  • 文芸・学術演31推定

    演直接の記録なし — 武将であることから推定第27回 §43

  • 弁舌・外交演30

    演名もない将を殺しただけだと関羽を挑発した第27回 §44

  • 識人・用人演31推定

    演直接の記録なし — 事績から推定第28回 §6

演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(2回)

登場登場なし 登場回の一覧 →

関連事件(1)

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