胡班
| 職業 | 演文官 · 従事 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 演 | 収録 | |
| 実在 | 架空 | 言及 |
人物紹介
胡班は演義に滎陽太守王植の従事として登場する人物である。父の胡華は桓帝の時に議郎を務め、官を辞して郷里に帰った老人である。第27回で王植の命により関羽の泊まる駅舎を焼き払おうとするが、関羽が渡した父の手紙を読み、先に城門を開けて関羽を抜け出させる。 演義 第27回 §16 · 35–39
第73回では荊州に来て関羽に投降していたと記され、関羽はかつて救われた恩を思って彼をたいへん可愛がり、費詩に従って蜀に入り、漢中王に謁見して官爵を受けさせる。演義全120回のうち第27・73回の2回に登場し、回目に名が見える回はなく、死も描かれない。陳寿の本文と裴松之の注には胡班は登場しない。 演義 第73回 §36演義 第27回 §16
演義の描写
演義第27回で、二人の嫂を護って道を行く関羽は、日が暮れてある村の荘園に泊まる。髪と髭の白くなった荘主胡華は、顔良と文醜を斬った関公かと言って喜んで迎え、自分は桓帝の時に議郎を務めたが官を辞して郷里に帰ったこと、幼い息子胡班が滎陽太守王植の配下で従事を務めていることを語り、そこを通るなら息子に手紙を一通届けてほしいと頼む。関羽は承諾し、翌日手紙を受け取って出発する。 演義 第27回 §14–17
関羽が道中で関所を守る将たちを斬りながら滎陽に至ると、洛陽太守韓福と姻戚の間柄である王植は笑って迎え、駅舎に泊まらせる。その夜王植はひそかに従事胡班を呼び、関羽は丞相に背いて逃げたうえ、道中で太守と関所を守る将校たちを殺したのだから、兵1千で駅舎を囲み、三更に一斉に火を放って誰であろうと構わずことごとく焼き殺せと命じる。胡班は命を受けて兵を点呼し、乾いた薪と焚きつけを駅舎の門前に運んで積んでおく。 演義 第27回 §21 · 33–36
胡班は関雲長の名を久しく聞いていたが顔を知らなかったので、様子をうかがいに駅舎へ行く。正庁の灯火の下で左手で髭をしごき、几にもたれて書を読む関羽を見て、思わず「まことに天人である」と嘆じ、誰かと問われると入って拝し、名を名乗る。関羽が許都の城外に住む胡華の息子ではないかと言って荷物の中の手紙を取り出して渡すと、読み終えた胡班は、危うく忠良の人を誤って殺すところであったと嘆く。そして、王植が駅舎を囲んで三更に火を放つことにしているので、自分が先に城門を開けておくと言い、急いで城を抜け出すよう関羽にひそかに知らせる。 演義 第27回 §37–38
関羽が二人の嫂を車に乗せて城の端に着くと、城門はすでに開いており、関羽が城を出ると胡班は戻って火を放つ。追ってきた王植は関羽の刀に腰を斬られて真っ二つになり、関羽は道を行きながら胡班にしきりに感謝する。 演義 第27回 §39–40
第73回で関羽が廖化を先鋒、関平を副将として出陣する際、演義はこれより先に胡華の子胡班が荊州に来て関羽に投降していたと記す。関羽はかつて救われた恩を思って彼をたいへん可愛がり、費詩に従って蜀に入り、漢中王に謁見して官爵を受けさせる。費詩は関羽に別れを告げて胡班を連れて蜀へ帰り、胡班はこの後演義に登場しない。 演義 第73回 §36
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率40
- 武力35
- 知力50
- 政治38
- 魅力40
- 徳66
- 処世60
- 文芸38
- 弁舌40
- 用人52
項目別の根拠
演命を受けて兵を点呼し、駅舎に薪を積んだ第27回 §36
演直接の記録なし — 従事としての経歴から推定第27回 §36
演直接の記録なし — 滎陽太守の従事という職から推定第27回 §16
演直接の記録なし — 関羽がたいへん可愛がったという記録から推定第73回 §36
演直接の記録なし — 従事の職から推定第27回 §37
演直接の記録なし — 関羽と言葉を交わした事績から推定第27回 §38
演関羽を見て天から降りてきた人だと見抜いた第27回 §37
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(2回)
登場登場なし 登場回の一覧 →
家族
| 父母 | 胡華 演義 |
|---|
Wikidataの歴史・演義人物項目に基づく。推定バッジのない関係は正史原文でも確認済み。
関連事件(1)
- 五関を過ぎ六将を斬る · 登場(演義の場面)
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