施朔

正史演義 呉 Shi Shuo시삭

プロフィール
職業正演武将 · 武衛士所属呉
登場正演収録
実在実在言及正1回

人物紹介

施朔は呉の武衛の兵士(武衛士)である。正史には独立した伝がなく、呉書巻19の諸葛滕二孫濮陽伝にある孫綝の記録に一度だけ現れる。孫綝が武昌に出て駐屯したいと願ったとき、将軍魏邈に続いて「孫綝に反逆しようとする兆しがある」と孫休に告げた。孫休はひそかに張布に問い、張布は丁奉と宴会の席で孫綝を殺すことを謀った。陳寿の本文は彼の字・出身・その後の事績・死を記さない。 正史 呉書 巻19 §98

演義では第113回に、将軍魏邈とともに孫綝の変乱を孫休にひそかに奏上する武衛士として登場し、丁奉・魏邈とともに外のことを受け持って孫綝の兄弟たちを捕らえてくる。全120回のうちこの1回にのみ登場し、回目に名が挙がった回はない。 演義 第113回 §16–17 · 21

正史の記録

孫休が即位したのち、孫綝の一門から五人が侯となり、みな禁軍を率いた。孫綝は献じた牛肉と酒を孫休が受けないと、それを左将軍張布のもとに持って行って恨み言を述べ、張布がこれを孫休に告げた。また、ある者が孫綝は反逆を謀っていると告げると、孫休はその者を捕らえて孫綝に引き渡し、孫綝は彼を殺した。孫綝はますます恐れ、孟宗(孟仁)を通じて武昌に出て駐屯したいと願い、孫休はこれを許して、孫綝の率いる中営の精兵一万余人にみな荷を積ませ、武庫の兵器もすべて与えさせた。 正史 呉書 巻19 §96–98

このとき将軍魏邈が孫休に「孫綝が外にいれば必ず変乱が起こる」と説き、武衛の兵士施朔も「孫綝に反逆しようとする兆しがある」と告げた。孫休はひそかに張布に問い、張布は丁奉と謀って宴会の席で孫綝を殺すことにした。 正史 呉書 巻19 §98

永安元年12月戊辰の日(西暦259年初め)の臘祭の宴で、丁奉と張布が左右に目配せして孫綝を縛らせ、孫休は彼を斬って三族を滅ぼした。陳寿の本文で施朔の名が現れるのは孫綝の記録のこの一か所だけであり、彼が事変で担った役割と字・出身・その後の事績・死は記されていない。巻19の評も彼を取り上げない。 正史 呉書 巻19 §99–101 · 108

演義の描写

演義第113回で、孫休が即位したのち孫綝の一門から五人の侯が出て権勢が君主をしのぐと、孫休は表では恩寵を施しながら内心では彼を警戒する。冬12月、孫綝は献じた牛肉と酒を孫休が受けないと、左将軍張布の屋敷で恨み言を言い、張布は翌日これをひそかに孫休に奏上する。 演義 第113回 §14–16

数日後、孫綝が中書郎孟宗(孟仁)に中営の精兵1万5千を分け与えて武昌に出て駐屯させ、武庫の兵器をことごとく与えると、将軍魏邈と武衛士施朔の二人が孫休に「孫綝は兵を外に移し、武庫の兵器をことごとく運び出しましたので、遠からず必ず変乱を起こすでしょう」とひそかに奏上する。孫休は張布と相談し、張布が推挙した老将丁奉は、臘日に群臣を大いに集めるという口実で孫綝を宴会に招く計略を出す。丁奉は魏邈・施朔とともに外のことを受け持ち、張布は内から呼応することにする。 演義 第113回 §16–17

宴席で張布が武士を率いて孫綝を捕らえて斬ると、丁奉・魏邈・施朔らが孫綝の兄弟たちを捕らえてきて、孫休は市でことごとく斬るよう命じる。演義で施朔の名が現れるのは第113回のこの場面だけである。 演義 第113回 §19–21

演義と異なる点

変乱を告げたこと:演義第113回では、魏邈と施朔の二人がともに孫休にひそかに奏上する。正史では、魏邈がまず孫休に説き、施朔が別に「孫綝に反逆しようとする兆しがある」と告げた。 演義 第113回 §16正史 呉書 巻19 §98

武昌駐屯:演義第113回では、孫綝が孟宗に精兵1万5千を分け与えて武昌に駐屯させ、魏邈・施朔がこれを変乱の兆しとして奏上する。正史では、孫綝が恐れて孟宗を通じて武昌に出て駐屯したいと願い、孫休が許して中営の精兵一万余人に荷を積ませた。 演義 第113回 §16正史 呉書 巻19 §98

事変で担った役割:演義第113回で施朔は、丁奉・魏邈とともに外のことを受け持ち、孫綝の兄弟たちを捕らえてくる。正史は、孫休に問われた張布が丁奉と謀ったと記すだけで、施朔が事変で担った役割は記さない。 演義 第113回 §17 · 21正史 呉書 巻19 §98–100

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

正史(陳寿『三国志』本文)の点数が基準です。演義が同じ人物をどう描き直したかを項目ごとに比べ、二つの原典の根拠で違いを説明します。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
正史(実線) 対 演義(点線)
  • 統率3545+10
  • 武力4548+3
  • 知力5858±0
  • 政治3331−2
  • 魅力3535±0
  • 徳6062+2
  • 処世4545±0
  • 文芸3131±0
  • 弁舌4040±0
  • 用人3333±0
正史・演義の点数と差(演義 − 正史・左 = 演義が下げた・右 = 演義が上げた)

演義が作った能力値 — 正史と異なる点 差が10点以上

統率正35推定演45 +10

正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

演丁奉・魏邈とともに外の軍事を受け持った第113回 §17

近い項目 9件 — 根拠を見る
  • 武力正45推定演48 +3

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演丁奉・魏邈とともに孫綝の兄弟たちを捕らえた第113回 §21

  • 知力正58演58 ±0

    正孫綝に反逆しようとする兆しがあると見抜いて告げた呉書 巻19 §98

    演兵と武器を移すのを見て孫綝の変乱を予見した第113回 §16

  • 政治正33推定演31推定 −2

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演直接の記録なし — 武衛士であることから推定第113回 §16

  • 魅力正35推定演35推定 ±0

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演直接の記録なし — 武衛士であることから推定第113回 §16

  • 徳正60演62 +2

    正権臣孫綝の反逆の兆しを主君孫休に告げた呉書 巻19 §98

    演孫綝の反逆をひそかに奏上し、その排除に加わった第113回 §16第113回 §17

  • 処世正45推定演45推定 ±0

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演直接の記録なし — 武衛士であることから推定第113回 §16

  • 文芸・学術正31推定演31推定 ±0

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演直接の記録なし — 武衛士であることから推定第113回 §16

  • 弁舌・外交正40推定演40推定 ±0

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演直接の記録なし — 武衛士であることから推定第113回 §16

  • 識人・用人正33推定演33推定 ±0

    正直接の記録なし — 武衛の兵士であることから推定呉書 巻19 §98

    演直接の記録なし — 武衛士であることから推定第113回 §16

正史 演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

登場登場なし 登場回の一覧 →

所属の変遷

  1. 呉 · 演義 · 演義 第113回 「将军魏邈、武卫士施朔二人密奏孙休曰」 · Q124664450

関連事件(1)

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