秦慶童
| 職業 | 演その他 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 演 | 収録 | |
| 実在 | 架空 | 言及 |
人物紹介
秦慶童は演義第23回に登場する董承の家の下僕である。侍妾の雲英と暗がりでひそひそ話をしているところを董承に見つかり、杖で40回打たれて冷房に閉じ込められると、恨みを抱いて鉄の鎖を断ち切って逃げ出し、曹操に董承の家の密謀を告げる。 演義 第23回 §38–39
曹操は彼を丞相府に匿っておき、王子服らと董承の前に順に引き出して対質させ、董承の寝室から衣帯詔と義状を見つけ出して、その一家をことごとく捕らえる。 演義 第23回 §40 · 48–49 · 56–57
演義120回のうち第23回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。陳寿の本文の武帝紀は、建安5年(200)春正月に董承らの謀が漏れ、皆誅殺されたと記すのみで、秦慶童は陳寿の本文にも裴松之の注にも見えない。 演義 第23回 §38正史 魏書 巻1 §58
演義の描写
演義第23回、医者の吉平は董承が夢うつつに口にした言葉からその本心を見抜き、指を1本噛み切って誓い、頭風を患う曹操に毒薬を一服盛ると言う。吉平が帰ったのち、内心喜んで後堂へ入っていった董承は、家の下僕秦慶童が侍妾の雲英と暗がりでひそひそ話をしているのを見て大いに怒り、捕らえて殺そうとする。夫人がとりなして死は免れるものの、二人はそれぞれ背を杖で40回打たれ、慶童は冷房に鉄の鎖でつながれる。 演義 第23回 §35–38
慶童は恨みを抱き、夜更けに鉄の鎖をねじ切って塀を跳び越え、まっすぐ曹操の丞相府へ行って機密を告げたいと言う。密室で彼は、王子服・呉子蘭・种輯・呉碩・馬騰の5人が主人の屋敷で機密を相談しており、きっと丞相を害そうとするものだと述べ、主人が白絹を一幅取り出したが何が書かれているかはわからない、近ごろ吉平が指を噛んで誓うのも見たと申し立てる。曹操は慶童を丞相府の中に匿い、董承は彼がどこかへ逃げたのだろうと思って探しもしない。 演義 第23回 §39–40
翌日、曹操は頭風を装って吉平を呼び、毒の入った薬湯を退けて彼を捕らえ拷問する。その翌日、宴を終えたのち王子服ら4人だけを残して白絹に何が書かれていたかを問い、彼らが隠すと慶童を呼び出して対質させる。王子服がどこで見たのかと言うと、慶童は、あなた方は人々を遠ざけ、6人で一所に花押を書いたのに、どうして言い逃れができるのかと詰め寄り、王子服は、こやつは国舅の侍妾と密通して罰を受け、主人を誣告しているのだと言う。曹操は4人を捕らえて監禁する。 演義 第23回 §41–43 · 45 · 48–50
翌日、曹操は董承の家へ病気見舞いに行き、吉平を引き出して打たせ、残る9本の指を切り落とし、吉平は宮闕を望んで拝礼したのち、階段に頭を打ちつけて死ぬ。時に建安5年(200)正月である。曹操が秦慶童を前に引き出させ、国舅はこの者を見知っているかと問うと、董承は、逃げた奴僕がここにいたのか、すぐに誅すべきだと怒る。曹操は、彼は謀反を訴え出て対質に来たのだから誰があえて誅せようかと言い、どうして逃げた奴僕の一方的な言い分だけを聞くのかと言う董承に、王子服らはすでに捕らえられ、自白も証拠も明白だと告げる。曹操は董承の寝室から衣帯詔と義状を見つけ出し、その一家を身分の上下なくことごとく監禁する。演義はこれ以後、秦慶童を再び登場させない。 演義 第23回 §51–54 · 56–57
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率31
- 武力31
- 知力38
- 政治31
- 魅力31
- 徳18
- 処世55
- 文芸31
- 弁舌45
- 用人31
項目別の根拠
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演直接の記録なし — 董承の家の下僕という立場から推定第23回 §38
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(1回)
登場登場なし 登場回の一覧 →