曹徳 曹德

演義 Cao De조덕

プロフィール
職業正演その他所属
登場演収録
出生出身地沛国 譙県 推定
死因正殺害 演殺害 推定
実在実在言及

人物紹介

曹徳は演義第10回に曹嵩の弟として登場する人物である。曹操が泰山太守応劭を琅邪郡に遣わして父の曹嵩を迎えに行かせると、曹嵩は弟の曹徳と一家の老若40人余りを連れて兗州へ向かう。華県と費県の間の古寺に泊まった夜、護送を任された都尉張闓の兵が攻め込んでくると、曹徳は剣を手に様子を見に出たところを槍で突き殺される。 演義 第10回 §27–28 · 30

演義120回のうち第10回の1回にのみ登場し、名が回目に入った回はない。陳寿の本文には登場せず、裴松之の注にのみ記録がある。陳寿の本文の武帝紀は、太祖の父曹嵩が官を去ったのち譙に帰り、董卓の乱の際に琅邪へ難を避けたが陶謙に殺害されたと記すだけで、曹徳は挙げていない。裴松之注の『世語』は彼を太祖(曹操)の弟と記し、曹嵩の弟とする演義と異なる。 演義 第10回 §27正史 魏書 巻1 §28

演義の描写

演義第10回で、典韋を得た曹操の配下には、文には謀臣、武には猛将がそろい、山東に威勢を振るう。曹操は泰山太守応劭を琅邪郡に遣わして父の曹嵩を迎えに行かせ、陳留から難を避けて琅邪に隠れ住んでいた曹嵩は、書状を受け取るとすぐに弟の曹徳と一家の老若40人余りを連れ、従者100人余りと車100台余りを率いて兗州へ向かう。 演義 第10回 §26–27

途中で徐州を通ると、かねて曹操と交わりを結びたいと思いながらきっかけのなかった徐州太守陶謙が境界の外まで出迎え、2日間宴を設けてもてなす。出発の際、陶謙は自ら城郭の外まで見送り、都尉張闓に配下の兵500を率いて護送させる。一行が華県と費県の間に至ったとき、夏の終わりから秋の初めの大雨がにわかに降り出し、やむなく古寺に入って泊まる。 演義 第10回 §28

張闓は軍馬を両側の廊下に駐屯させるが、兵たちは衣服も荷物もみな雨に濡れて恨み嘆く。張闓は配下の頭目たちを呼び、自分たちはもとは黄巾の残党で、やむなく陶謙に降ったがよいことは何もなかったとして、今夜三更に攻め込んで曹嵩一家を殺し、財物を奪って山中に入り山賊になろうと謀り、みな承知する。 演義 第10回 §29–30

その夜、風雨はやまず、座っていた曹嵩はふと四方の壁から喊声が大きく上がるのを聞く。曹徳は剣を手に様子を見に出たが、たちまち槍で突き殺される。曹嵩は妾一人を連れて方丈の裏へ逃げ、塀を越えようとしたが、妾が太っていて抜け出せなかったため、妾とともに厠に隠れたところを乱兵に殺され、応劭は必死に逃れて袁紹のもとに身を寄せに行く。張闓は曹嵩の一家をことごとく殺して財物を奪ったのち、寺に火を放ち、500人とともに淮南へ逃げる。 演義 第10回 §30–31

応劭の配下で命拾いした兵が知らせると、曹操は慟哭して地に倒れたのち、陶謙が兵を放って父を殺したのだから、ともに天を戴くことはできないとして、大軍を起こして徐州へ攻め込む。陳宮が訪ねてきて、尊父が害されたのは張闓の悪行であって陶謙の罪ではないと諫めるが、曹操は陶謙が自分の一家を殺したのだと言って聞き入れない。演義で曹徳の名が出てくるのは、曹嵩が旅立つ場面と曹徳が死ぬ場面の2か所だけである。 演義 第10回 §33 · 35–36 · 27 · 30

3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。

能力値

陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。

統率武力知力政治魅力徳処世文芸弁舌用人
演義
  • 統率31
  • 武力35
  • 知力35
  • 政治33
  • 魅力38
  • 徳45
  • 処世35
  • 文芸33
  • 弁舌33
  • 用人31
各項目100点

項目別の根拠

  • 統率演31推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 武力演35

    演剣を手に様子を見に出て、たちまち槍で突き殺された第10回 §30

  • 知力演35推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 政治演33推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 魅力演38推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 徳演45推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 処世演35推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 文芸・学術演33推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 弁舌・外交演33推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

  • 識人・用人演31推定

    演直接の記録なし — 曹嵩の弟であることから推定第10回 §27

演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)

3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。

演義の登場回(1回)

登場登場なし 登場回の一覧 →