王植
| 職業 | 演文官 · 滎陽太守 | 所属 | |
|---|---|---|---|
| 登場 | 演 | 収録 | |
| 死因 | 演戦死 推定 | ||
| 実在 | 架空 | 言及 |
人物紹介
王植は演義第27回に登場する滎陽太守である。洛陽太守韓福と姻戚の間柄であったため、曹操のもとを去って兄を訪ねて行く関羽が韓福を殺したと聞くと、ひそかに彼を害することを謀る。 演義 第27回 §18 · 21 · 24 · 33
関羽を喜んで迎えて城内の駅舎に泊まらせた後、従事胡班に、その夜兵1千で駅舎を囲み、三更に火を放つよう命じる。しかし胡班がこれを関羽にひそかに知らせて関羽が城を抜け出すと、王植は追いかけて槍をしごいて打ちかかるが、関羽の刀に腰を斬られて真っ二つになる。 演義 第27回 §34–35 · 38–40
演義全120回のうち第27回の1回にのみ登場する。その回目「美髯公千里走単騎、漢寿侯五関斬六将」に名は入っていないが、同じ回は関羽が通った関所は五か所、斬った将は六人であったと記す。 演義 第27回 §40 · 45
演義の描写
演義第27回で、関羽は二人の嫂の車を護って河北の兄を訪ねて行き、道を阻んだり害そうとしたりする東嶺関の孔秀、洛陽の牙将孟坦と太守韓福、汜水関の卞喜を次々と斬る。鎮国寺の僧普浄と別れた関羽が滎陽へ進むと、滎陽太守王植は韓福と姻戚の間柄であったため、関羽が韓福を殺したと聞いてひそかに害することを謀り、人を遣って関所の入口を守らせる。 演義 第27回 §17–18 · 20–21 · 23–25 · 32–33
関羽が着くと、王植は関を出て喜び笑って出迎え、道中で苦労したのだから城内の駅舎で一晩休み、明日出発しても遅くはないと勧める。関羽はその意がたいへん懇ろに見えたので、二人の嫂を城内に迎え入れる。王植は宴に招くが、関羽が辞退すると宴席の料理を駅舎へ届けさせる。 演義 第27回 §33–34
その間に王植はひそかに従事胡班を呼び、関羽は丞相に背いて逃げたうえ、道中で太守と関所を守る将校たちを殺したのだから、死罪は軽くないと言う。そして武勇が優れていて敵対しがたいので、今夜兵1千で駅舎を囲み、一人が松明を一本ずつ持ち、三更に一斉に火を放って誰であろうと構わずことごとく焼き殺せと命じ、自分も自ら兵を率いて行って呼応すると言う。 演義 第27回 §35–36
関羽の様子をうかがいに行った胡班は、灯火の下で書を読む関羽を見て感嘆し、関羽が渡した父胡華の手紙を読むと、王植が不仁の心を抱いて三更に火を放とうとしているとひそかに知らせ、先に行って城門を開けておく。関羽が二人の嫂を車に乗せて開いた城門から抜け出し、数里も行かないうちに、王植は松明を灯した人馬を率い、先頭で逃げるなと叫びながら追ってくる。関羽が恨みもないのになぜ火を放って自分を焼こうとしたのかと叱りつけると、王植は馬を駆り槍をしごいてまっすぐ打ちかかるが、関羽の刀に腰を斬られて真っ二つになり、その人馬はみな追い散らされる。 演義 第27回 §37–40
関羽は続いて黄河の渡し場で夏侯惇の部将秦琪を斬って河を渡る。演義は関羽が通った関所は五か所、斬った将は六人であったと記し、回の終わりでは「六将関を阻みて徒らに死を受く」と詠む。第50回の華容道で曹操は関羽に五関で将を斬った時のことを覚えているかと問い、第77回で普浄は関羽の霊に「五関六将」の首は誰に求めればよいのかと問い返す。 演義 第27回 §42–45 · 51演義 第50回 §28演義 第77回 §22
3KDEX執筆(検収前) — 段落末の表示は、根拠となった正史の巻・演義の回のその節へつながる。
能力値
陳寿『三国志』本文に記録がないため、演義の点数のみです。
- 統率38
- 武力28
- 知力36
- 政治40
- 魅力32
- 徳18
- 処世25
- 文芸33
- 弁舌45
- 用人32
項目別の根拠
演直接の記録なし — 滎陽太守として兵一千を動かしたことから推定第27回 §35
演槍を手に打ちかかり、関羽の刀に腰を斬られた第27回 §40
演駅舎を焼き払う計略を立てたが、胡班が漏らした第27回 §35
演直接の記録なし — 滎陽太守の職から推定第27回 §33
演配下の従事胡班が命に背いて関羽に知らせた第27回 §38
演直接の記録なし — 地方官として推定第27回 §33
演懇ろな態度で関羽を城内に泊まらせた第27回 §34
演義 推定 直接の記録がなく、事績から採点した値(根拠等級C)
3KDEX採点 — 正史は陳寿『三国志』本文、演義は『三国志演義』120回本文が根拠。根拠の表示を押すと原文リーディングのその節へ移動します。
演義の登場回(1回)
登場登場なし 登場回の一覧 →
関連事件(1)
- 五関を過ぎ六将を斬る · 登場(演義の場面)
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